Interview

資格取得に名乗り。社内改善呼びかけ成果 磨いた同時作業と
先を読む力で高評価を実感

福原 拓哉
01.
さん
ラベル工程副責任者
福原 拓哉さん

「新しいことに挑戦したい」

細かい作業をコツコツ重ねる製造業は、自分の適性を活かせる仕事だと思います。入社後、スマホやパソコンに使用される電子部品に、バーコードラベルを張る部署に配属されました。ミリ単位の正確さが求められる手作業で、先輩を見て学び半年ほどで習得。作業量は当初の倍以上に伸びました。「何か新しいことにも挑戦したい」と考えていた矢先、社内の労働安全衛生委員会を拡充するため、委員を募集する告知があり、思い切って手を挙げました。

職場で必要とされる人材へ

外部講習を受け、安全管理者の資格を取得し、委員に加わり活動を開始。工場を巡回し全工程のリスクアセスメントを行い、安全性を高める整理術や工程の見直しを提言します。荷崩れを起こさないコンテナの積み方、すっきりした配線など改善ポイントを見つけ、一方的な注意喚起にとどめず、仕事を楽しめる環境づくりが進むよう、表現を工夫しメール等で情報発信しました。
ラベル工程の作業も通常通り行い、仕事量が増え負担を感じたこともありましたが、2週間ほどで工場内が整然と変わり始めました。「改善案が役に立った!」とうれしく、上司からは「君は地頭がいいね」との言葉をもらいました。与えられた仕事に自発的な行動をプラスすると、職場で必要とされる人材となることができ、周囲からの評価や存在価値が高まる手ごたえを感じました。

信頼されるリーダーへ夢描く

やがて部門の副責任者に抜擢されました。作業前にラベルを出力し準備を整え、終了後には履歴情報を記録。後工程を担う部門がスムーズに作業できるよう、全員の進ちょく具合も見渡します。また生産効率を高める改善案は積極的に提言します。ベテラン従業員も多いのですが、若手社員が意見を言いやすく、現場に即反映する寛容さがある会社だと感じます。
今、入社前の自分と比べて先読みして動く力や、複数の仕事を並行して進めるマルチタスク能力が磨かれた実感があります。今後の目標は「この人なら現場がうまく回る」と信頼されるリーダーになること。不測の事態にも、動揺せず考えた後に行動する冷静さを身に着けたいですね。いつか新規事業に携わり、会社の発展に貢献する未来を拓きたいと夢を描いています。

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さん
穂園 理愛